金曜日, 6月 01, 2007

SATなんかいらない

 もう既に過去の話になってしまったのかも知れないが、愛知立てこもりで、SATの隊員が射殺されると言う事件が発生した。負傷した地域警察官を救出するために出動した特殊急襲部隊の巡査部長が殉職という最悪の結果を招いた訳だ。

 最終的に犯人の投降という形で事件は終了した訳だが、愛知県警は負傷警官救出のためにSIT(直接救出担当)とSAT(後方支援)を用意しながら、直接行動によってシャブ中の元暴力団員を排除することは全く考えていなかった為に、今回の殉職を招いたのである。世間様の批判(暴力で征圧したと言われる)を恐れる役人根性が、事件を長引かせ被害を大きくした根本的な原因だったのである。

 SATのような特殊部隊の任務は、事件を早期解決することである。29時間もかける(ろう城させる)のならば何もせずに周りを固めておけば、間違いなく疲労(シャブでも打ち続けていない限り普通の人間では到底持たない)が原因で事件は終了したのだ。たとえ今回のように犯人がシャブ中の在日朝鮮人だとしても断固とした処置をとれば、事件は数時間で解決した筈である。

 SATの本来の任務は早期の治安回復にある。そのためには手段を選ばないと言う選択肢もあるが、今回のような単純な事件であれば、特殊閃光弾(閃光と音で数分間失神させる)を一発投げ入れれば終了だったのだ。今回のようなたらたらした対応がセオリーだと認識されてしまえば、国内でテロが起こるのは間違いないだろう。あっては欲しくはないが、今後このような事件が発生した時にはSATの本来の実力を世界に見せつけなければ行けない。

結論:本来の仕事をさせる気が無いのならば、SATなどいらないのである。静かになったので踏み込んでみたら犯人は既に死んでいた(それも無傷で)というのが特殊部隊の理想なのである。そうじゃなければ、押井守の特機隊のように見ただけでビビって諦めるようなもの(権銃で撃っても全く効果がない)を作ればいいのである。

0 件のコメント: