火曜日, 4月 21, 2009

推定無罪が成り立たない国

 和歌山カレー事件の林被告の死刑が確定した。別に恩があるわけでも、私が人権派弁護士(半分以上は悪いアカだ)でもないのだが、状況証拠しかない裁判で死刑判決を出すと言うのでは法治国家とは言えないだろう。どんなに怪しくても証拠がなければ有罪に出来ないのは法の常識。誰かを犯人としてしまえば溜飲は下がる(誰の?興味本位の外野の?)かも知れないが、裁判はガス抜きでは無いのである。

結論:裁判は遠山の金さんや水戸黄門では無い。私は死刑制度には賛成だが、推定無罪が成り立たないのなら極刑はあり得ないのだ。

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