Oracleによるサンマイクロシステムの買収が突然発表された。IBMやMicrosoftと交渉していると言う話は漏れ聞いていたが、Oracleが射止めるとは考えもしていなかった。
僅か10年(IT業界では果てしない時間かも知れないが)、息も絶え絶えだったAppleを袖にしたSunが身売りしなければいけなくなるなどとIT業界の人は考えても見なかっただろう。当時打倒Microsoftの旗頭だったSunが、こんなことになったのはMicrosoftが原因ではなくLinuxだったというのが皮肉である。エンタープライズの世界では右に出るもののない勢力を誇っていたSunもオープンソースのLinuxにサーバ市場を荒らされ、OracleやSQLに対抗する為に買収したMySQLは利益を生み出してはくれなかったようである。
ハードウェア部門を持っていなければもう少しやれたのかも知れないが、SPARKを捨てられなかった為に自らの命を縮める結果になってしまったのだ。
Oracleの買収が決まってSunの株価は伸びたようだが、Oracle傘下になるSunのJavaはどうなるのだろう(個人的にはXcodeからJavaが外された段階でもう終わりだと考えていた)。フリーのMySQLとOracleを持つ巨大なデータベース企業となったOracleの前にMicrosoftのSQLサーバに果たして生きていく道が残されているのだろうか。
結論:Solarisを捨てられなかったことが一番の敗因なんじゃないだろうか。
火曜日, 4月 21, 2009
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