火曜日, 4月 07, 2009

原発の方が安上がり?

 CO2を出さないと言うただそれだけの理由(実際には原子炉用の電力が必要なのでゼロではない)で、原発をありがたがる馬鹿がいる。CO2で死ぬ人は相当運が悪いが、被爆して死なないのは相当運が良くなければならない。そもそも、危険のレベルが雲泥の差なのだ。
 
 良く原発の方が発電コストが低いと言う話を持ち出すが、それは原料のペレット代の話であって原発の建設費用やメンテナンスの運用コストなどは除外した絵空事の数字である。昔、竹村健一が原発が外に放出している放射線量は火力発電所よりも少ないなどと宣っていたが、それは防御しているからであって、無ければ火力発電所と比べようもない放射線量。コストが嵩む原因は放射線をシールドしなければいけないから。高濃度核廃棄物の24,000年間(半減期なので安全になる訳ではない)の保管料も全く計上せず。六ケ所村に建設した施設だって数十年の仮保管のために過ぎないし、40年が耐用年数と言われている原子炉も用済みになったといって解体することは出来ないし、放ったらかしにも出来ない。当然、半減期が来るまで厳重な管理が必要なのでとてつもない費用が発生する。

結論:原子力が安上がりなどと言うのは戯言である。

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