月曜日, 8月 09, 2010

財政再建を目指して国債を償還したら

 このまま国債の発行を続けたら国家財政が破綻し日本そのものがギリシャのように破綻すると政府が危機感を煽っているが、一向に金利が上がる気配の無い日本国債。それどころか、世界的に見ても安全な投資先と考えられ中国さえも米国債を手放し日本国債への切り換えを進めている。
 
 リーマンショック以降、国内の金融機関のリスクマネーへの投資は手控えられ(誰も新生銀行にはなりたくない)、民間の資金需要が乏しい(誰も事業資金を借りようとしない)ことから余剰資金は国債の購入に回されている。国債で得られる利益は僅かではあるが、それでも預金者への金利との差は利益を生み出す。民間への貸し出しほど金利差が得られない代わりにリスクは皆無なのである。
 
 そんな状況にあるのに政府は財政再建を目指して国債の償還を進めようとしている。銀行にとって唯一の稼ぎ頭である国債を償還してしまったら預金金利が払えなくなってしまう。消費税増税を償還の原資に充てる(実際には嘘だが)などされたのでは、更に景気は後退し民間企業の資金需要など望みようも無くなってしまうのだ。

結論:国債の償還を進めたら民間銀行は確実に潰れるだろう。

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