木曜日, 8月 12, 2010

財務省のためにミスリードするカスゴミ

 国債の発行残高を基準にこのままではギリシャのように財政破綻すると財務省のシナリオ通りにミスリードするカスゴミ。国債の残高以外にギリシャと日本に共通項はないのにどうしてそう言う結果になるのか説明をして貰いたいものだが、そんなことをしたら論理が破綻してしまうのが明らかなのだからする筈はないのである。
 
 ギリシャが破綻した原因は大きく3つ考えられる。

その1:自国通貨ではない(ユーロ建て)国債を大量に発行した
その2:脱税が当たり前で税収が極度に少なかった
その3:歳入もないのに公務員(国民の半数近く)ばかりだった

 要は、まともな徴税システムもない貧乏国がユーロ建ての国債で海外から集めた資金を飲み食いに使ってしまって借金が返せなくなったのがギリシャ。ユーロと言う共通通貨ではなくギリシャ独自の通貨であれば紙幣を印刷するだけで...勿論どこもギリシャの通貨など受取らないだろうが。
 
 国の負債には自国通貨建てで自国から借りた負債(日本の国債はほとんどがこれ)と、自国通貨建てで他国から借りた負債(アメリカの国債の半分はこれ)、外貨建て(ドルなど)で他国から借りた負債(アルゼンチンなど)、そしてギリシャのパターンが共通通貨建てで他国から借りた負債である。日本やアメリカのように自国通貨建ての負債の場合は紙幣の発行で負債を賄うことが可能だが、外貨建てでは国債を償還するためには外貨を得る資金が必要になる。そのために紙幣を発行すれば貨幣価値が低くなってしまうため得られる外貨は代わらないというジレンマに陥ってしまうが、国債の金利をベラボウに高くすると言う形で外貨を流入させると言う荒技が最後の手段として残されている。そして、ギリシャだがユーロ加盟国のため金利の調整権限さえ持っていなかった。アルゼンチンでは可能だった高金利による資金調達の方法さえ使えない国だったのだ。ユーロ景気が右肩下がりになればそれだけで破綻する脆弱な国だったのである。
 
 日本の国債発行額は世界最悪だと日本政府は言い張るが、自国通貨であるためいくらでも紙幣発行は可能であり、金利の水準も買いオペで可能である。だから、G20で日本の債務は全く問題にされなかったのだが、カスゴミはあまりにも酷い状況なので日本の国債の問題は取り上げられなかったという書き方をした。そんなに問題のある国の金を当てにするなどあるわけもないのに。

結論:日本の問題は国債の残高ではなく景気が良くならない事である。政府がしなければいけないのは財政再建ではなく景気のテコ入れ。景気が悪くなるような施策はご法度。ギリシャが破綻した理由は人の褌(ユーロ)で遊びほうけていたからで、日本とは全然違う。似ていると言えば併合前の朝鮮の方なのだ。

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