火曜日, 8月 24, 2010

肺ガンと煙草は無関係

 非喫煙者の梨元勝氏が肺ガンで亡くなった。本人が吸わなくても受動喫煙が原因だと言い張るのかも知れないが、受動喫煙は肺ガンと関係しないとの発表もされている。肺ガンによる死亡者数は喫煙率の低下と反比例して伸びている(正の相関関係は無いが、逆相関はありそうに見える)のだが、未だに肺ガンの原因は煙草だと信じられているのだからどういう精神構造をしているのだと突込みの一つも入れたくなるのである。
 
 梨元氏は5月の連休前から咳が止まらず検査をしたところステージ4(既に転移をしているため手術は不能)の末期ガン。化学療法を試みたが、ご想像の通り日本の化学療法などガンには効果が無いので返らぬ人になってしまったわけである。梨元氏が喫煙者であったならば用心して検査でもしていたのだろうが、喫煙=肺ガンという公式が邪魔をして、本人も語られていたように、「タバコは全く吸えないので、まさか...」と言うことになってしまったのだろう。
 
 1965年からのグラフを見ると65年の喫煙率80%超をピークに現在は5割を割るところまで下がっているが肺ガンの死亡者が当時20万人弱だった(女性は10万に届かず)のが、現在はほぼ5倍。女性の方は10万人強に伸びているが喫煙率はほぼ横ばいなのである。どう考えても喫煙と肺ガンに因果関係は...

結論:65年以降、急激に肺ガンによる死亡者が増えているのは煙草以外に原因があるからと考えるのが普通だと思うのだが。

1 件のコメント:

G4 Cube Everlasting さんのコメント...

 コメントを頂きありがとうございます。

 肺ガン死が増えているのが60年代以降なのは、モータリゼーションや大気汚染が大きく影響しているような気がします。寿命が伸びたので単純に癌患者が増えた(昔は癌を発病する前に寿命が尽きていた)とも言えますが、肺ガンの伸びは明らかに喫煙とは無関係です。