日曜日, 8月 22, 2010

何で欧米諸国が朝鮮の独立を認めたのか

 太平洋戦争とは関係なく日本に併合されていた朝鮮。太平洋戦争に負けたからと言って手放さなければならない国際法上の理由はどこにも無かった。沖縄のように戦場となって米軍に占領されたのならば分からないでもないが、そもそも空襲さえ受けたことがなかったのだ。日清・日露戦争後問題となったのは満州であって朝鮮ではなかった。それは、満州とは違い目ぼしい資源の無い朝鮮を手に入れる理由がなかったからだ。
 
 ところが、日本の併合が完了し様々なインフラが整備される中で状況は一変する。不毛の地と思われ民度も低い取るに足らなかった筈の朝鮮の北部に満州に匹敵する地下資源があることが日本の鉱山開発によって明らかとなる。不毛の地だと思っていたものが宝の山だと知った欧米列強は日本から朝鮮を簒奪するために単なる逃亡者に過ぎ無かった李承晩を亡命政府の指導者として取り込み朝鮮独立の旗頭(亡命傀儡政権)に祭り上げた。彼らにとってみれば李承晩がどんな人物であるかは問題ではなく朝鮮北部に眠る地下資源を日本から奪う手駒に過ぎ無かったのだ(ロシアにとっての北朝鮮の金日成のようなものだ)。

結論:朝鮮戦争は朝鮮の地下資源の争奪戦だったが、それを表に出すわけには行かなかった。地下資源があるのに何で北朝鮮が豊かになれなかったのかと言えば朝鮮戦争をしている内に折角日本が残していったインフラが使い物にならなくなってしまい容易く地下資源を手に入れることが出来なくなってしまったからなのだろう。日本が地下資源を発見しなければ誰も相手にしなかったのだ。

0 件のコメント: