サブプライムは不動産バブルが崩壊したと考えられているようだが、金融資本主義のバブルが崩壊したという見方をする人達もいる(私もその意見に同意)。あの榊原(プラザ売国)英資でさえアメリカべったりをやめたようなのだ。
日本のGDPが約500兆円に対し金融資産が1,500兆円(ほとんどは預貯金)なのに、アメリカはGDP1,300兆円に対し金融資産が1京3,000兆円(ほとんどが計算値で実際には存在しない資金)に膨らんでいる。日本がバブル崩壊で失った資産は1,000兆円だったが、レバレッジを効かせたアメリカが失う金額がそんな規模で済む筈はないのだ。
バブルが崩壊したとは言え日本には金融以外の産業が存在したため未だに現金収入を得る手段はいくらでもあるが、金融以外の産業が無くなってしまったアメリカが失った資産をカバーする手段は金融しかない。だからこそ、穀物や原油、金とあらゆる商品市場に資金が突っ込まれたのだ。しかし、どの市場も金融市場の損失をカバーするほど大きくは無く、そろそろ手仕舞いをしないわけにはいかないのだ。
結論:アメリカは不動産バブルが崩壊したのでは無く、経済そのものが崩壊し始めているのである。
木曜日, 8月 28, 2008
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