火曜日, 8月 19, 2008

<対人関係>「キレる」構造を研究へ 文科省

 予算が付くならばどんな無駄なことでもするのがお役人。「キレる若者」の研究のために脳の構造を調べるそうだ。マウスではある種の脳内物質が欠如(厭くまでも欠けるとであって減るとでは無いことに注意)と自閉的行動をとったり、攻撃性が高まると言うのだが、脳内ホルモンが異常になるのだからそれは当たり前の話である。

 問題はそれを拡大解釈して脳の構造が変わってしまったので(ということは当然進化では無く病変だ)キレるのだと仮定していることである。そして、そう仮定しているのに早い段階でリスクが分かれば育児や教育でケア出来る可能性があると言っているのだ。申し訳ないが私は育児(食育と言うのならば理解出来るが)や教育で病変が治るなどと言う絵空事を聞いた事がない。

 百歩譲ってある特定の化学物質の影響で脳の処理体系にエラーが起こるとしても、それを補正するのは食品などであって教育では無い。そうならキレる原因は食生活の変化と言うしかないだろう。日本人に癌が増えたのも寿命が伸びたことと肉食(牛乳もだ)が主体になったからと考えられない節もないのだから...

 今回の研究は(人間)教育の失敗の理由を化学物質に使用としながら、それを教育で修正するのだと言う自己矛盾に気付かない文科省が無駄な税金を使っても何も得るところは無い。全くの無駄である。

 対人関係が壊れた最大の原因はコミュニケーションを阻害する社会構造(もちろん一番肝心な親子関係がここに入る)にある。煩わしい人間関係の中でコミュニケーションを培うことなく社会に出ていけば人間がどうなるかと言う結果が現状なのだ。そして勝ち組だ負け組だと決めつけることによって、感じずに済んだ筈の不安をマスコミが煽って壊れた人間関係を更に崩壊へと導いているに過ぎない。

結論:キレることの無いようなのほほんとした緩い社会に変えてしまえば誰もキレたりはしない。要は現代社会が人間性を否定したからこうなってしまっただけの話なのだ。

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