火曜日, 5月 11, 2010

日本が財政破綻するとしたら

 海外に借金の無い(900兆円あるといわれている国の借金の95%は国内の借金)日本が、財政破綻が原因で国家破綻することはあり得ない話だが、世界最大の債権国である日本が貸し倒れで破綻する可能性は十分にある話だ。何故なら900兆円のたった5%(45兆円)ならば何時だって返せる金額だからだ。
 
 日本の外貨準備高の半分に満たない借金でどうして破綻するなどと騒ぐのかと聞かれればバカだからと答えるしかないが、そう言えって言われているだけか、そう思い込んでいる連中だけをカスゴミのご意見番にしているのだろうから仕方がないのだろう。
 
 そんなコメンテータの人達が真っ先に文句を言うのは今年度の国債発行が歳入を上回る44兆円を越えたことだが、あくまで国内の借金なので実際に返す必要がないお金なのだから気にすることはないし、それで破綻することはないのだ。それよりも問題なのは返す気が更々ない国に金をかしていることである。それをことさら問題だと言わないのも破綻すると脅しているのと同じ理由なのだろう。
 
 かつて日本の借金を増やさないために国債の発行は30兆円以下にすると宣って景気を更に悪くして人気を博した小鼠(通名は小泉)と言う売国奴がいた。国内向けに国債を発行しなかったのに国債を発行してたった1年の間に33兆円も米国債を買うと言う暴挙に出たのが同じ男だった。実にその当時の税収の70%に当る金額だったのだが表の税金を使った訳ではないので知らん振りを決め込んだのだ。等価を米国債で持っているのだから借金じゃないと言いたいのかも知れないが、そのおかげで日本の景気回復の足しにはならない借金の残高は増えてしまった(トータルで100兆円位をぶち込んだ)のだから...
 
 本題に戻るが国債の残高がいくら増えようが破綻などする訳はないが債権の形で持っていると信じている米国債などがデフォルトになれば決済のための外貨が消えてなくなる恐れが十分に考えられる。

結論:国内の借金がいくら増えようが紙幣をするだけで済むが、国民から預かった金が紙屑になってしまえば国家が崩壊することは十分にあり得る。国債の額が問題なのではなく返してもらえない金を貸してしまったことが問題なのである。

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