木曜日, 5月 20, 2010

Apple vs Google:スマートフォンに対する考え方の違い

 マルチタスクが出来れば便利な事は間違いないが、バッテリーの消耗と言う犠牲を強いられる。より大きなバッテリーと、より省電力なマルチタスクを可能にする良い方法が見つからないからとAppleはシングルタスクを選択した。CPUにAtomを選ばなかったのも同じ理由からである。
 
 ハードウェア設計はメーカーに投げているのだから当然かも知れないが、Googleはハードウェアを無視してOSでやれる事をやろうとする。責任を持っているのはOSの部分だけなので、PC並のマルチタスクが可能ならば、使用時間が短くなってしまうのは仕方ないと判断したのだろう。
 
 iPhoneは、シングルタスクを選んだかわりにタッチパネルの使用電圧は他社のものより高く設定されている。Androidであればバッテリー消耗を減らすためにタッチパネルの電圧の方を下げるだろう。タッチパネルの使用電圧が高ければそれだけタッチセンサーの精度が上がり、ユーザの操作を正確にトレース可能になる。つまり、そこで得られるユーザビリティは、Appleにとってマルチタスクよりも優先度が高いと言う事である。
 
 この比較で解るようにAppleにとって大事なのはユーザ目線で、Googleは開発者目線。ユーザが使って楽しいか、開発者が作って楽しいかで同じパーツを組み上げたデバイスなのに全然違うものになってしまうのである。

結論:iPhone OS 4でギリギリの線でマルチタスクを可能にするApple。Android 2.2でPC並の処理速度にまい進するGoogle。Android端末のバッテリーの持ちが悪いのはマルチタスクで動いているサードパーティのアプリが原因だからうちのせいじゃないと今更言われたくないのだが。

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