月曜日, 1月 28, 2008

マネー・ゲーム 〜その4〜

 金融商品は儲かるかどうかは、その仕組みを考えれば一目瞭然なのだが、一般プレイヤーが儲かるようにはなっていない。タイミングによっては本来のプレイヤー(国際金融資本)でもないのに一時的に、上前をはねてしまう事があるために儲かると誤解を持たれているだけである。勿論、メインプレイヤーでない人間が偶然儲ける事がなければ、素人プレイヤーの財布を開かせる事が出来ないのだから、派手に儲けている人(撒き餌)を作るのは戦略として必然なのである。

基礎知識
その1:株式市場は基本的にゼロサムである。儲けた人がいれば、その分を損した人がいる。時価総額とは瞬間的な期待値であって、全ての株が売買されない限り時価総額に意味はない。
その2:大儲けしているプレイヤーは身銭を切ってはいない。ポンド危機の時のジョージ・ソロスなどが典型的なのだが、彼は相場を作る為に仕組まれたサクラ。国際金融資本が直接市場を動かしているのがわかっては不味いので送り込まれたプレイヤーに過ぎない。賭場の胴元から預かった金で遊んでいるだけなのに、欲に目の眩んだ人達が、ファンドと言う名前の奉加帳にわざわざ寄付をしているだけなのである。長い間、金の価格を決定していたロスチャイルド家が金から手を引いたと考えている人達(ロンドン・ロスチャイルド銀行の黄金の間で価格の決定は行わなくなったが、現在価格を決めているバークレー銀行もHSBCもロスチャイルドの銀行である)がいるが、それは金価格の乱高下を作り出す為にそのように振舞っているだけである。
その3:金融市場で動いているお金は実態経済の数百倍の規模である。実態経済はともかく、金融市場という架空の経済の世界は、既に"兆"ではなく年間で"京"の取引になっている。こんな状況では国家クラスの経済規模でも何の足しにもならない。
その4:世界経済を支配しているのは紙幣発行権を持っている連中である。世界中の中央銀行はほぼ全て民間銀行である。そして、それらはヨーロッパの紙幣発行を行っていたロスチャイルド家から派生したものである。
その5:国際金融資本は血も涙もない。既に国家を越えている為、国の一つや二つや自分の支配下にある金融グループがどうなろうが、トータルで利益がでるならば全く考慮はしない。単なるコマの一つなので、道具として玩ぶ事を何とも思ってはいない。

 国債金融市場のメインプレイヤー(国際金融資本)は、中央銀行をその配下に従えている。そんなことを書くと陰謀論と思われるかも知れないが、実際の株主構成を調査すれば明らかな事だ。日銀の筆頭株主がロスチャイルドであるように、FRBもロスチャイルド、イングランド銀行、ドイツ銀行も全く同様である。現在の紙幣は兌換紙幣ではないため、無い袖を振って打ち出の小槌のようにお金を作り出す事が可能になっている(日本ではそう考えていないようだが)。アメリカのサブプライム問題に対する処理を見れば分かるように借金漬けの国だって新たな資金を作り出す事が可能なのである。

結論:金をタダでバラ撒いて儲かるのかと疑問に思うあなたは、経済の仕組みがまだわかっていない。中央銀行とは誰にも借金をしないでお金を作る事が出来る唯一の銀行だ。生活貧困者に配られたお金は、タンスに保管される事はなく、生活のために支出され、あっという間に支配者の懐に入ってしまう。救済と言う大義名分に隠れて大威張りで私腹を肥やす事が可能なだけなのである。ということは下手に政府系ファンドなど作ろうものなら根こそぎ持っていかれる可能性が高いのだ。

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