火曜日, 9月 19, 2006

小泉(飯島)・竹中のインサイダー

 小泉政権では、ライブドアや村上ファンドで国策捜査を使って国民の鬱憤を晴らす形で格差社会と金融の無法化を誤魔化そうとした訳だが、その裏で怪しいIT企業じゃないれっきとした大企業を舞台にして恣意的にインサイダー取引を行っていたことを示す著作を発表しようとしていた植草氏が逮捕されたのは余りにタイミングが良すぎるのである。いくら植草氏がスケベだとしても、快楽殺人の犯人じゃないのだから自制出来ないはずがないじゃないか。

 さて問題のインサイダーとは何だろうか。ずばり、りそな銀行を舞台にした破綻騒ぎだ。竹中主導で破綻させると発表していながら(2003年3月の発表で株価は急落)、そして突如5月には2兆円をつぎ込んで結果は救済だ。この間に、りそなの株価は何倍もの価値を得たのである。さて、この救済策が本当に日本経済のことを考えて行われたのだろうか。結果的にはそのように見えるかもしれないが、そもそも破綻だといわれたのは東証株価が、7,000円台に入ってしまい一時的に含み資産が小さくなった”りそな”がBISの基準をクリア出来なくなったことにある。本業で利益が上がっているのに潰す事ができるという、とんでもない戦略で潰すように見せかけ底値でさらい、そして救済決定で上がった高値で売り抜ける。

 非常に単純な方法であるが、こんな芸当は村上や堀江には出来ない。こういうのを本当のインサイダー取引というのだ。竹中や小泉(その後ろの金融資本)の腹積もりが読めている人だけが、漁夫の利を得られた訳である。

結論:こんなことを大ぴっらに書かれてたのではたまらない。植草氏が捕まる訳である。但しインサイダー取引と言ったが、世の中(大富豪たち)の金の動きは基本的にこのセオリーで成り立っているのである。彼らに動かせない経済はないのである。

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