もしも私がディスプレイを売るとしたらビデオや映画を見放題のものを販売する。価格は他社よりも高い(売れれば利益が確保出来る価格と言うことだ)が、何の小難しい設定なしでストリーミング放送を見ることが出来るものだ。一つのサブスクリプション(期間でフィーを取る)と考えれば分かりやすいかもしれないが、その費用はハード価格に織り込み済みで決済が必要ないのだ。それではどうやって利益を出すのだろう。それは、もしもその映画が気に入って欲しいと持った時には、そのままでは保存が出来ない(単なるストリームデータだから)が、optionで他の機器で再生出来る媒体(DVDやBDなど)を作る権利を買う事が出来るようにするのだ。もちろんそこで得られる利益はサービスの運用費用が賄えるだけで構わない為、販売価格のほとんどは版権を持っている企業へと流れる仕組みにすればいい。
まさにコンテンツホルダーと顧客とハード会社の間で、ウィンウィン関係を築くのだ。こういった発想の商品であれば価格で他社と競う必要はない。他社も追随してくることはもちろん考えられるが一番始めにそれを始めた企業に対抗する為には価格を下げる以外に方法はない(つまり運用費用さえ賄えなくなってしまう)。これがiTMSのシステムなのだ。
結論:そのハードを買わなければならない魅力あるソフトを無料で提供する。そして顧客を良い意味で囲い込む。それはイメージ戦略ではなくまさしくビジネス戦略なのだ。コンテンツで儲けようなどと言う考えでは先はないのである。
水曜日, 9月 06, 2006
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