木曜日, 3月 26, 2009

国策捜査の正体

 野党である民主党の代表である小沢一郎を叩くために検察とカスゴミは筋の悪い脚本を無理やり書いて西松で叩いているが、野党に公共事業に直接介入する力が存在するのだろうか。もしあるのだとすれば野党が与党になる必要など無くなってしまう。法案も通さずに政策や行政を自由に動かすことが野党にさえ可能だとすれば、国会など要らないではないか。
 
 では、行政は国会で決められたことを内閣の指示に従って本当に行っているのだろうか。実は問題の本質がここに隠れているのだ。東北の公共工事に対して東北のドンである小沢一郎の一声が影響力を持つとしたら、それは公共事業の実態が政治とは別のレベルにあるということの証拠になるのだ。何を言っているかわからないかも知れないので説明しよう。田中角栄の時代まで遡ればどうかはわからないが、現在の公共事業は官僚の裁量で行われている。一度始めてしまった公共事業が止まることなど滅多に起こらないのは、公共事業の利権を支配しているのが官僚だからである。政治家に企業から献金が行われるのは、政治家の名前を使うことに対するミカジメ料なのである。金額の多寡はその政治家の名前の重さ(説得力)によるのだ。だとすれば、野党である民主党の代表であっても政治献金をする意味が出てくる。
 
 公共工事自体は官僚の裁量権(企業と談合しているのは実は官僚の方)で行っているが、政治家の名前を出すこと(ライバル企業よりも強いカードを使えれば必ず勝てる)によって、落としたい事業は政治家の介入によって行われていて、単なる行政官に過ぎない官僚が行っている訳ではないとアリバイに使われているだけなのだ。
 
 民主党は自民党による国策捜査だと騒ぐが、自民党に飛び火することがわかっている問題で検察を動かす為に国策捜査などを仕掛ける筈はないのだ。今回の検察の動きは明らかに、かんぽの宿問題を隠すために天の方から降りてきた声によるものである。小沢が標的なった理由は、アメリカを宗主国とはしないとわかったからなのである。

結論:政治家に政治献金する理由は官僚の裁量権で国が運営されている実態を隠蔽するためなのだ。だから野党であろうと有力政治家ならばカードとして有効なのである。それをカスゴミが突かないのは自分達が記者クラブと言う官製談合のメンバーだからなのだ。

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