金曜日, 6月 23, 2006

ワールドカップと戦争

 日本は反省する事の無い国と言われているがまさにその通りだろう。ワールドカップやオリンピックの騒ぎっぷりを見ていると戦前と全く同じだと言うことは明らかだ。どういう事かを一言で言えば、全く冷静に分析する事なく勝手に勝てる決めてしまう事だ。それは結局相手を見くびって自分たちの方が上だと思い込んでしまう結果になる。

 そもそも日本チームが決勝に進む事などあり得ない(アジア予選でぶっちぎりに勝てるようでなければ世界は無理だ)のに、どうにかこうにか予選までこぎ着けてだけなのに決勝に進めると言うその根拠など誰も示していなかった。日本ではオーストラリアは有名ではないが選手の殆ど(23人中22人)はヨーロッパリーグで戦っている選手だ。日本人も海外組が多いがフル出場している選手が日本チームの中に何人いたと言うのだろう。

 クロアチアも然り。19人がヨーロッパリーグの現役選手だ。それなのにそのことを書くマスコミは全く無い。これは川添キャプテンを敵に廻すと取材が出来なくなるからだろうが、それならば何も書かなければいいだけだ。今回のワールドカップも含めて日本のこの手の報道は、大本営発表と何の違いも見られない。もちろん、テレビを見ているバカな日本人はその気になってしまった(それが目的だ)のかもしれないが正直な話、視聴率が60%になるようなゲームを日本チームは一度もした事は無い。

 落ち目のJリーグの人気を盛り返すつもりで煽っていたのかもしれないが、あんなゲームを見せられたのでは今まで以上にJリーグの人気は無くなってしまうだろう。

結論:明らかに始めから勝てないチームではしゃぐのはもういい加減やめよう。応援する事とはしゃぐことの違いが分からないのなら始めから見ない事だ。前の戦争だって負ける事は解っていたのに皆があんまりにはしゃぐから引くに引けなくなったのだ。全く同じ心根なのである。

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