金曜日, 6月 16, 2006

福井総裁バッシングの本意

 村上ファンドへの出資は褒められた事ではないし、きれい事ではすまないがどうやら今回のリークの裏にはもっと別なものが隠されているようである。つまり量的緩和をやめ徐々に金利を上げる方へシフトし始めた日銀に介入しようと言う政府(竹中)の思惑がからんでいるかもしれないのだ。

 何故そうなるのかと言えば、アメリカの景気が思わしくなってきたこの時期に日銀は量的緩和の終焉をにおわせる発言を行った。アメリカから見れば何でこんな時にという間の悪さだったのだ。現にそれ以降日本だけではなく世界中の株式市場が急落している。その原因はゼロ金利で借りられる潤沢な資金が市場から消える恐れが出てきたことだ。

 他でも無いこの金を都合してきたのが日銀だったのだ。セントラル・バンカーとして日本の銀行が未曾有の利益を上げ、もう不良債権の処理は終わった(それどころか不良債権が優良債券かし始めている)からこそゼロ金利を解除しようとしたした訳だが、それが世界の市場に与える影響は日銀が考えている以上だった訳だ。

結論:これで日銀は政府から独立して金融政策を行えなくなってしまった。そうは言っても日銀がロスチャイルドの子飼いである事は間違いないのだが...ようするにアメリカとヨーロッパの思惑は違うと言う事なのである。

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