木曜日, 1月 05, 2006

政教分離は論理破綻

 4日小泉首相が伊勢神宮を公式参拝した。某新聞社(当然朝日新聞)は、公人が特定の宗教施設を参拝することは政教分離の精神から、おかしいと常に騒ぎ立てているが、その基準からするとどうも伊勢神宮は宗教団体ではないらしい。何故ならば、今回の参拝を恒例行事として問題にしていないからだ。

 天下の朝日新聞の基準に矛盾があろうはずもないので、どうやら伊勢神宮はれっきとした宗教法人だと思っていた私の認識に間違いがあったようである。歴代の首相が伊勢神宮を参拝しているがそれを朝日新聞は一度も問題にしていないようなのだ。

 そもそも現行憲法(旧憲法でも)では信教の自由を保証しているため、誰がどこを参拝ようがかまわない。それでは、靖国参拝を許してしまうため持ち出した基準が政教分離であった(なら公明党はまずくないか?私にはどうも創価学会と無関係には思えないのだが...そう言えば日蓮正宗と仲たがいしてご本尊を取り上げられ宗教法人ではなくなったんだったろうか)。

 公明党を批判しない朝日新聞(毎日新聞同様聖、教新聞でも刷っているのだろうか)が唯一批判するのが、靖国神社なのだ。そうなると日本で宗教として唯一認められているのが靖国神社と言うことになる。伊勢神宮と言えば日本書紀にも登場する由緒正しい神道の神社(天照大神と呼ばれたヒノミコ=卑弥呼を祀っている)であり、皇室の氏神としてスタートしたものであるが、昭和天皇が人間宣言をした(旧憲法で既に立憲君主として人間であったことを言っても朝日には聞く耳が無い)段階で、どうやら伊勢神宮も普通の文化施設になったらしい。

 さて、政教分離とはどういうことなのだろうか。恐らく朝日新聞はその言葉の意味を解っていない。そうっでなければわざと曲解しているだけだ。政教分離とは国が特定の宗教を国の宗教と定めその宗教を国が支援することを禁止することである。つまり、参拝ような卑近な問題ではない。その宗教組織の運営費用を国が予算化する様なことが無ければ政教は分離されていると考えるべきなのだ。要するに政教分離など本来問題の本質とは関係ないと言うことだ。

結論:朝日新聞やその他の左翼新聞は信教の自由を楯に靖国神社参拝を攻撃するが、特定の宗教団体を攻撃する子tが信教の自由に反することをわきまえていない。付け刃で持ち出した理屈なんてこんなものなのだ。もっと正直にサヨクを守るのが目的でやっていると言えばいいのだ。靖国を参拝することで戦争が起こると思うその精神構造が先の大戦の最大の原因だったことをもっとわきまえて欲しい。戦争をするのならば、玉串の前に軍事力を強化する必要がある。拝んで済むのなら日本は戦争に勝っていたはずだ(必死さはアメリカとはケタ違いだったのだから)。

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