なんか最近(ずっと前からのようにも思うが)は、アニメが日本を代表する文化らしい。というかそればかりをネタにしているバカがいる。だがそいつらは、本当に今のアニメが日本で作られているとでも思っているのだろうか。だから素人(ズブのと言うべきか)は、困る。確かに日本には世界に出しても恥ずかしくない(本人の見てくれと言うことではなく作品)宮崎駿や押井守(見てくれはかなりヤバイ)といったアニメ映画界の押しも押されもせぬ巨匠がいるが、文化と言われているアニメ業界の実態はお寒い限りなのだ(これは押井氏自ら指摘している)。なぜならその労働環境は、改善されるどころか日増しに悪くなっている。アニメーターの給与は100万位がざらなため(ちなみに月給ではなく年収だ)になり手がいない。その上、粗製乱造で人材が育たないために監督を出来るものが年々減っている状況なのだ(長老が死んでしまうとそれだけ数が減ると言うことだ)。それがアニメ業界の現実なのだ。
実際、ジブリやProduction IG(儲かっているかは分からない)などの一部を除いてアニメ業界は零細企業ばかりだ。これは日本だけの話ではない。あの大ディズニーでさえ、その多くは北朝鮮で作り出されている(ライオンキングさえそうなのだ)。もちろん作品のシナリオなどはアメリカで作っているだろうが、セル画(今は使わないが)作成レベルの作業は人件費の安い(本人は貰えないかもしれない)北朝鮮に外注されているのが現実だ。アニメ番組が多く作られている日本も...(ドラゴンボールの頃はフィリピンだったが、現在は仕事の出来の良い北朝鮮に外注されているものが多いようだ)。
そうなってくると日本のアニメ界には未来がない。ある日100万円以下でバリバリ働くアニメーターがゴキブリのように(生活はゴキブリ以下だ)沸いて出てこない限り、すぐに日本でアニメを作れる環境など無くなってしまうだろう。まさに産業の空洞化だ。制作会社がどれくらい北朝鮮やフィリピンに外注しているかは不明だが、全て3Dで年に1作しか作らないPixar以外は、皆さんお世話になっているに違いない。
結論:政府はアニメは日本の誇れる文化だなどと、根拠もなく騒いでいるがなんのことは無い、もう既に北朝鮮の文化になりかけている。金もかけずに番組を作ろうと言う業界の守銭奴どもによって既に死に体になっているのだ。そんなことも分からずに提灯ばかりを上げている経済評論家が多いが、その程度のやからしかいないのだから日本はいつまでたっても駄目なのだ。
金曜日, 1月 13, 2006
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