水曜日, 1月 25, 2006

SONY敗北宣言

 自慢のCONNECT Playerを使うとWalkmanがトラブルに見舞われることを自ら認めてSonicStage(V3.3)を推奨すると言う事態に陥った。合わせてWalkmanは新しい組織のもと再編されることになった(コネクトカンパニーからコネクト事業部門へ)。しかし問題はWalkmanの事業部ではなく、今回の主役であるWalkmanタイプAのような作ってはいけない製品をiPodの対抗馬だと考えてしまう会社そのものに問題があるのだ。そしてトップがこれから出る商品をチェックすることもない(要するに只の無責任)体質に全てが凝縮されている。

 もしもAppleでタイプAのようなPlayerをJobsに見せるバカがいたら、その場で首になる。これは分かり切ったことだ。SONYのように携帯プレイヤーを一度も使ったことがないトップ(前の社長は製品発表会で自慢のはずのWalkmanを上下逆さまに持ってキーノートを行った実績がある)には分からないかもしれないが、Jobsは本当にiPodのハード・ユーザーだ。多くのインターフェイスの改良はJobsの駄目出しが元になっている。

結論:そもそも自社の製品に対する思い入れがない人がトップに立てること事態がおかしいと気付かない企業の商品を買ってはいけない。そのくせ自社の技術が一番だと思いこんでいる(自社の技術に無関心なのに他社の技術が劣っていると決めてかかっている)。正直ハンディカム以外の部門は全てやめるべきだ。SONYが無くなっても誰も困らないことは明らかである。ただの"One of them"が、今のSONYである。

0 件のコメント: