月曜日, 2月 21, 2011

iPadやiPhoneはNewtonがあったから

 少し前に、Jobsの命令で解散させられたNewtonの持っていた技術がこっそりと開発続行され、それがiPhoneやiPadに活かされたのだと書かせてもらったが、「D8カンファレンス」で、Jobsが「iPhoneよりも先にタブレット技術の構想がでてこれに取り組んで行くうちにこれは電話に使える、ということで先にiPhoneを出し、タブレットに戻った」と語っていたと書かれていた。Jobsが、全否定したものは間違いなく密かに開発が進められているものだと言うのがAppleウォッチャーの共通認識になっている(Intel版のOSX、iPad、古くは動画対応のiPod)が、いきなりiPadを出しても市場がない(タブレットPCを死屍)事を理解していた。
 
 そこでJobsが2000年の段階でまず始めに打って出ると決めたターゲットはNewton(Palm)の存在価値を否定した携帯電話。その時にはiPodさえ発売していなかったわけだから、その先見性は神懸かりと言うべきかも知れない。ここで、Newtonに電話機能を付けるなどという安易な戦略を組んでいれば、スマートフォン時代は早く訪れたかも知れないが少なくともAppleが今ほど大成功をおさめることは無かったであろう。
 
 音楽コンテンツで成功を得たiPodのエコシステム+キャリアからの報奨金で他社よりも安く販売しても利益を上げられるビジネスモデルを組み立てたiPhoneの成功を梃子にして始めから成功する形で登場したiPad。7インチは作らないと言われているiPadだが、最近になって6インチが出るのではないかとの噂も出てきているが、もしも本当にデビューするとなればこれは恐らくiPadのラインではなくiPod touchのlargeサイズになるのではないだろうか。

結論:NetBookみたいな糞は出さないと言って発表されたiPad。小さなiPadなど出さないとは言ったが大きなiPodを出さないとは言っていないのだから、いきなり出てくるのではないだろうか。丁度Newton位のサイズだと思うのだが如何だろう。

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