木曜日, 2月 10, 2011

新防衛大綱の問題点?

 陸自を疎かにすれば、僅か数時間で日本は中国に占領されるぞと騒いでいる元陸将がいると清谷氏のblogに書かれていた。領土の中に島嶼部の多い日本は海自、空自を強化しなければならないので陸自の予算が必然的に削られる事に対しての文句なのだろうが、陸自を廃止しようと言うわけではないのに随分と大げさな言い分だと思う。空海は短時間で多大な被害を与える事(真珠湾攻撃)が可能だが、防御は弱いと言う事(陸自が必要な例として沖縄戦、硫黄島をあげ、あれだけ長期間戦えたと自慢。相手を倒せなかったのだから意味はないと思う)と...
 
 陸自がしっかりしていなければ僅かな人数で国会を占拠されればクーデターもというのはいくらか理にかなったようにも聞こえるが、国内にはそれを可能のする武装勢力はなく外からの侵入者が起こすのであれば、制海権も制空権も失っている状態(まさか戦闘車両も持たない歩兵だけでそんなバカな事をする奴はいない)なので、全く理屈にも何もなっていない...
 
結論:日本のように敵国に上陸して戦う事を想定していない国が必要以上に陸自を強化する必要はない。そもそも空海で防ぎきれずに上陸されるようでは既に戦いは終っている。制空権や制海権を失って陸自がどんなに頑張ってもと気付かないところでこの元陸将は終っている。そして、そんなレベルの人間が陸将になれたという事の方が問題なのではないだろうか。

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