火曜日, 8月 07, 2007

新聞社を駄目にしたもの

 何が新聞社を駄目にしたかと言えば答えは簡単な話だ。記者クラブ制度と外信の垂れ流しである。どちらも独自に取材をしなくても紙面を簡単に埋めることが出来る手段を与えてしまった。後は広告を入れれば一丁上がりである。そのために記者には足を使って取材すると言う能力がいらなくなり、独自の切り口を見つけると言う創意工夫の気概も失ってしまった。

 それが顕著に出ているのが、各新聞社で本来強いと言われていたジャンルが全く御用化している現象だ。日経の経済記事は、御用か提灯か飛ばしに成り下がり、経済に関しては朝日の方がまだましな状態。朝日の政治記事は、およそ日本の新聞とは思えない偏向振り。読売の社会記事はテレビや週刊誌以下に成り下がってしまった。詰まらないから読者が減った(新聞をまともに読める人も新聞の質の低下でいなくなってしまった)のだが、押し紙(販売店に部数を押し付ける)で部数を水増ししているために、古新聞を大量に作っているだけなのである(明らかな環境破壊)。

結論:誰も読まない新聞を作っているくせにエコロジーなどをキャンペーンを張るとは良い度胸をしているのである(臆面がないだけだが)。

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