金曜日, 7月 28, 2006

景気が良くなれば増税なんていらない

 谷垣さんが勇気を持って増税はやむおえないと総裁選立候補に際して政権構想の中で明言した事は評価出来る。しかし一番肝心な事を忘れていないだろうか消費税を上げたくらいでは財政再建は不可能なのだ。要するに景気が良いかどうかが全てなのである。金がじゃぶじゃぶになれば否が応でも使い道を探して市中にわき出てくる。つまり単純に考えて消費税を2倍にするよりは、2倍金を使わせる事が肝心なのである。

 さてどうすればいいのだろう。一番簡単な方法は金融資産での利益に対してより課税するようにすれば良いのだ。つまり金を儲けようと思ったら実体経済が動かさなければいけないよ(マネーゲームは下賎だと言う日本の伝統に則ればいい)と時代を逆戻りさせればいい訳だ。また土地バブルが始まるのじゃないかと思われるかもしれないが、すでに土地転がしで儲けられないように制度が直されているから、それを心配しない事だ。

 株の上がり下がりと言う、本業の健全性とは関係ない事で操作可能な世界で金を転がすよりは、よっぽどまともな社会になると思うのは私だけだろうか。金をゲームの対象にするのは博打打ちとユダヤ人と昔から相場は決っているのだ。

結論:金持ちは昔から金を使わない人種であるが、貧乏人は小金が貯まると使ってしまう人種だ。つまり景気を良くしたかったら貧乏人に金をばらまく(給与を増やすとも言う)に限るのである。トヨタのように期間労働者を食い物にしていたのでは、いつまでたっても景気は良くならないのである。

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