Jobsは、Appleのロードマップを40〜50年と言う長期戦略を元に事業計画を持っているようである。Jobsが正式にAppleに復帰した(前のCEOを追い出したとも言う)1997年当時、既にIntelへの移行計画をスターしていたというのだ。計画では10年と言う期間を考えていたが、それが1年前倒しになったと言うのか真実らしい。
それだけではなくiMacと言う機種を販売した理由は、代理店契約を結んでいた販社との契約対象製品名が、”Macintosh”だったからだと言うのだ。つまりiMacは契約対象外の製品なのでマージンはそれまでの25%ではないと言う形で、マージンを自社に取込んだというのだ。つまり今までの契約のままであれば価格は25%は高くなければAppleの儲けは無くなり、またインパクトのある価格設定には出来なかった訳だ。まさに契約の裏をかいた必殺技だった訳だ。
さらにWindowsをライバルと考えず(シェアを取り合うと言う発想がない)、自分たちが実現したいと言うビジョンを実現する事だけを考えて進めてきたと言う事だ。つまり目の前に立ち現れた明確な敵を潰す事が目的化しているMicrosoftとは全く違う進み方をしているのだ。現に自らのビジョンを持たないビル・ゲイツは戦線を離脱する事になった。
また、短気で有名だったJobsは、iPod戦略でその粘り強さを示した。今では最初から大成功だったと都市伝説化したiPodだがWindowsに完全対応するまでは大いなる失敗作と思われていたのだ。
結論:Microsoftが、今のような形で50年後にあるかどうかはわからないが、Appleはもしかしたらあるような気がする。何故ならば、まだ実現していないビジョンが沢山残っているからである。
火曜日, 7月 11, 2006
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿