火曜日, 12月 21, 2010

SONYはなぜ没落したのか

 SONYはなぜ没落したのかというblogを良い池田信夫さんが少し前に上げていた。池田さんが上げるまでもなく大賀さんに代わった時に没落が始まり(表には見えていなかったがここで準備が整った)、出井さんで離陸、久夛良木で...
 
 グダグダ言っても仕方無いのでバッサリと言えば元々技術者の会社であったSONYが没落した原因はトップに技術的なビジョンを持った者が付かなかったからの一言で終り。ビジョンを持ったトップがいなければどんな技術(開発した技術者が自覚していようが大抵はどうでも良い技術)を持っていようが世の中には受け入れられないだけの話なのだ。
 
 初代のMacBookAirを分解してうちならもっと小さく出来るなどと自惚れてみても人様のOSにすがっている分際で何を宣うのかと突込みを入れたくなるところだが、それを言っても仕方がない。出井さんの失敗はQualiaなどというブランドをこさえてSONYブランドにキズを付けた事で、久夛良木さんはPS3の暴走(原価の方が高い商品を作るのはもう通用しないことに気付いていなかった)で...
 
 まあ、没落の一番の原因はPanasonicで失敗した事業部制にした事。その結果が、はっきりしたライバル商品がiPodしかなかった時代に各事業部で足の引張合いをして音楽プレイヤーそのものを葬り去ってしまった事だった。そこで気付けば良いのに未だにレッドオーシャンばかりを泳ぎたがっている始末なのだ。

結論:例えどんなに大きな企業(Microsoftクラス)でもビジョンを持たないままに新しい事をしようとしてもゴールを知らずに走っているのだからいずれは息絶えてしまう。その途上にあるのが今のSONYなのである。

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