金曜日, 12月 03, 2010

Andoridを誤解している人って

 Androidを素晴らしいものだと誤解している人ってマスコミ(政治絡みじゃないのでカスゴミと迄は書かないが同じようなもの)の提灯記事を単に信じているお目出度いプログラムの開発を生業にしていない人なんじゃないだろうか。実質的に1モデルしかないiPhoneと同じようにAndroidと言うプラットフォームが確立されていると思い込んで夢物語を語っているだけなのが手に取るように分かるのは、Androidの描く世界はユートピアだとわかっている人間だけだろう。商業的に失敗(キャリアから圧力を掛けられた段階で商業的にはダメな商品)したNexus Oneがまさにそれ(プラットフォーム)を担う端末だったのにメーカーは独自のUXを載せ(国内のメーカーだとハードまで加えた)、独自の画面解像度の端末をその場限りで作ってしまいお手本(Nexus One)とは全く違うものに仕上げてしまった。
 
 プログラミングをしていない人間からすれば自分が気に入ったAndroidフォンでプログラムが動けばそれで良いわけだから画面解像度もUXも関係ないだろうが、数限りないプラットフォームを相手に一つの操作感を保証したアプリを開発するなど基地外沙汰なのは語る必要もないだろう。Androidという呉越同舟(というよりOSを開発する余裕が無いメーカーの避難ボート)が手に入らないのプラットフォーム(OSは1.6からタブレットでは使ってはいけない2.2まで、メインメモリは当然まちまち、画面サイズはタブレットだったら10インチまである)用にアプリを開発しようと思ったらiOSでユニバーサルアプリを作る以上に余計な手間暇が(全部の機種で動くかどうかなどテストのしようがない)掛かってしまい不可能なのである。だから大分以前に中嶋聡氏のblogを引き合いに出したようにそんなバカ事を考えるなら、HTML5でWebアプリを作れと言う話になるのだ。

結論:お前だって作った事が無いだろうがと突っ込まれそうだが、作らなくたってどうにもならないものは考えるまでもない。Androidが開発者に優しいなんて考えるのは単なるものを知らない連中の妄想なのだ(恐らく2.3以降、Googleは厳密にコントロールを掛けてくるが、メーカーはそれを無視して崩壊するのではないだろうか)。

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