iPodが音楽の楽しみ方を変えたのが10年前。日本の出版業界はこれから電子書籍のあり方を変えようとしている(電子書籍リーダは日本のほうが早く手を付けたが時代が間違っていた)が、Kindleで花開いた電子書籍の世界はiPadに収束するのは間違いないだろう。
AmazonはKindleを販売しているのでAppleと全面戦争になるなどと日本のメーカーは考えているのかも知れないが、Amazonが心配しているのはKindleがiPadに負けることではなくAmazonの電子書籍販売がiBook Storeの後塵を拝することだけなのだ。Amazonの基本は書店、コンテンツが売れればどんな端末で読まれようが全く意に介することではないのである。
iPadが変えるもの
その1:出版社がいらなくなる
iBook Storeを使えば売れるかどうかは別にして個人で本を出版できる。文庫本や新書は全て電子化して、置物としての価値もある装丁本以外は印刷されなくなる
その2:アプリだけでは利益が出せなくなる
App Storeはソフトウェアの流通革命。会社が大きいことが命取りの原因になる時代を切り開いてしまった
その3:ONY以外は電子書籍デバイスから撤退するS
ハードで儲けるしかないSONYはWalkmanのように止めるわけには行かないが、AmazonやBurns&Nobleなどは自社の電子書籍が読めるデバイスが必要だっただけで、それがiPadであろうが構わない。2010年中に勝負が付くので来年までにはハードから撤退するだろう。勝負は電子化したコンテンツの量と使い安いiPadアプリにかかっている
その4:iPadをネットブックやタブレットPCと比較する人がいなくなる
iPadが発売されていない現在は、iPadとネットブックやタブレットPCと比較するバカ(大抵はWindowsやLinuxのヘビーユーザ)がいるが、実物が販売され普及すれば全く違うデバイスだと言うことが世の中に浸透する
その5:何れWebからFlashは消える
現状がどうあろうと一旦流れができればあっという間に変わってしまうのがデジタル時代。iPadで見得ないページは存在しないページと認知されるようになる
その6:iPhone OSがメディアOSの覇者になる
音楽からアプリ(ゲーム)、書籍から動画、その先にはテレビの未来がある。
結論:もう次の時代に入った。既得権益は死んだのだ。
木曜日, 3月 25, 2010
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