火曜日, 12月 20, 2005

さすがはSoftbank

 楽天にがっかり(薄々ダメなのは解っていたが)していたが、USENに続きSoftbankも無料でのビデオストリーミングを始めた。やはり、ヤクザな会社は目のつけ所が良い。放送局を独占することの無意味さはテレビ朝日の買収の時に身をもって知っていることが大きいのかもしれない。これで、放送とネットの統合へ向けての第一歩は踏み出された(ちと大げさだが)。後は、放送局がコンテンツを売るiTMSにどう歩み寄るかにかかっている。

 ネットで番組を見る(P2Pで音楽データのダウンロードと同じ)経験を積んだユーザーは、テレビを見る(CDを借りる)ことから、コンテンツのダウンロード購入(音楽ダウンロード)へと進んでいく。つまり、垂れ流しから選択へと進んでゆくのである。テレビの視聴と言うのは実は暇人の時間潰しの要素が強い。時間があるからテレビの時間に合わせてテレビを見られる訳だ。そして時間がない時には、ビデオ録画していたわけである。アーカイブされたコンテンツを自分の都合に合わせて見ることが出来ることがこれから重要になってくる。そのきっかけを、USENやSoftbankが作り出すだろう。コンテンツ自体は今の所、金が取れないようなものが多い(ここが重要)が、いずれは金の取れる旬なコンテンツをiTMSなどの有料ダウンロードサイトに提供するようになるだろう。

結論:ネットコンテンツは、音楽同様大量にストックすることに意味がある。一社に目がくらむようではコンテンツビジネスとは言えないのである。少なくともどこかの放送局を買収して自社向けのコンテンツを作らせるような悠長なことをやっている時間は無いのだ。

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