金曜日, 12月 30, 2005

職業に貴賎はある

 どうも差別の嫌いなはずの大マスコミは差別が大好きなようである。何故ならば、そう理解しないといけないような書き方が随所に見られるからだ。例えば、みずほ証券のミスで27億円を稼ぎ出したデイトレーダーは、無職だというのだ。確かにデイトレーダーはどこかの組織に参加して利益を上げた訳ではないので雇用と言う図式は成り立たないが、そうなればフリーランスで働いている人間は全て無職になってしまう。要するに法人格の組織を持たない人間は全て無職としたいのだろう。だとすれば、アルバイトであれどこかの組織に加わっているフリーターは無職ではなくなる(立派な企業戦士だ)。つまり彼らはフリーランスで特ダネを取るようなジャーナリストは無職であり、捏造記事を組織のために平気で書くような人こそ定職に就いている立派な人と考えているのだろう。私は親のコネで、大銀行(一度潰れたけど)に勤め、新聞を見る以外に仕事のない(日本興業銀行の取締役の子供)は立派(大好きなアニメのセリフを全て暗記すると言う立派な特技は持っていた)な社会人の話を知っている。あれが普通の家庭の子であったならば、恐らくどこかの施設に引き取ってもらっていたことだろう。

 他にも色々とある。大抵右翼はまるで暴力団の様に書かれる(そういう連中が多いのも確かだが)が、バリバリの左翼は市民(仕事もしないで差別てっぱいなどの活動だけをやっている人が本当に市民なのだろうか)などと呼ばれるが、あれはただの活動家である。中には似非同和のように活動そのものは総会屋以上にタチの悪い連中さえ、左翼と呼べそうな圧力を掛けることを市民運動などと宣ってしまうのだ(きっと怖くて悪く言えないのだろう)。

 さて、それでは職業の貴賎を分類してみたい。

賎しい職業:聞屋(大新聞を始めとするマスコミ)、株屋(野村を始めとする証券会社)、金貸し(みずほを始めとする銀行)、口利き(今はコンサルタントなどと言う)、女衒(人材派遣業などと言われている)、河原乞食(今はタレントと言われる)、チラシ屋(電通を始めとする広告代理店)など世の中のおこぼれで糊口をしのいでいる。
貴い職業:印刷屋(新聞をする印刷機、株をする印刷機、お札をする印刷機、チラシをする印刷機を持っている)、大工(新聞社、証券会社、銀行の社屋を建てた)、接客業(手練手管を駆使してマスコミ、金融、コンサルタント、エンターテイメント、代理店などの交渉の仲立ちを行っている)など、道具を駆使して世の中を支えている。

結論:デイトレードが仕事にならないのならば、世の中に無職の人は多くなる。給与を得られることと働いていることは別問題なのだ。差し詰め下請けに番組制作を依託して上前をはねるだけのテレビ局や代理店、記者クラブで得た情報だけを垂れ流す大新聞社などは最低の商売なのではないだろうか。

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