私の大嫌いな企業の化けの皮がはがれ始めている。DellしかりWall Martしかりなのだが、どちらも世間がおだて上げたビジネスモデルが間も無く破綻しようとしている。特に経営者以外には非常に評判の悪かった(組合を認めず労働者からの訴訟を山のように抱えている)Wall Martは人件費と仕入れを極度に押さえつけたツケが出始めている。あれだけ巨大であると商品の仕入れを失敗した場合(安ければ何でも良いという理屈)に取り返しの付かない不良在庫を抱えてしまうリスクを抱えている。取引はえげつないものなので、業者はWall Martが強ければ否応無しに従うが、出来れば付き合いを止めたいと考えている。歯車が狂い出すと以外にもろいのだ。今は、まだそのような段階に入ってはいないがうかうかしていると地獄に落ちることになる。
Dellはどうなのかは良く知らないが、Wall Martは社員の社会保障を殆ど行っていない。最低賃金で社員を雇っているため社員の大半はミールクーポンで生活している(要するに生活保護だ)。つまり人件費を最低に抑えることによって成り立っているのがWall Martなのだ。社会的責任を一切負わないことによって利益を叩き出している会社が素晴らしいなどというのはどう考えてもおかしいのに、素晴らしいというのだから今の経営者の倫理観は本当に腐っている。そんな会社には退場を願うのが我々の責務だろう。
結論:社員を大事に経営者のふところばかりを気にしている企業は淘汰される時期に入った。抵抗すればいずれは暴動と言う形で抹殺されるだろう。銭勘定は短期的には論理的なように見えるが長期的に見たら非論理的な考え方なのである。200年かそこいらしか歴史の無い国はやっぱり浅はかなのである。
火曜日, 12月 06, 2005
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