火曜日, 7月 21, 2009

ハイパーインフレが来る

 定額給付や減税で一人頭100万円も配れば景気は回復すると宣えば、それを批判する連中はハイパーインフレが来て経済が崩壊すると戯言で反論する。それなりに屁理屈を持ち出すのでカスゴミが書き立てれば、お金は欲しいがハイパーインフレは困ると信じてしまうだろうが、第一次世界大戦後のドイツでハイパーインフレが起こった理由は到底返せる筈の無い賠償金を戦勝国に請求されて国家資産が底を突いた為に通貨制度が崩壊したからであって、通貨の過剰流動性が原因では無かったのだ。
 
 カスゴミや官僚の言うハイパーインフレ論議は、結果と原因を入れ替えた質の悪いプロパガンダに過ぎないのである。何処にも負債のない国(経常収支は黒字なのだから債務はない。くどいようだが国内の借金は借金ではない)が、通貨供給量を増やした場合に起こるのは為替レートの低下だが、国外の資金に頼らず消費が可能な国(ここがアメリカや発展途上国とは違う)では、円が無価値になるような大きな変動は起こらないのだ(円安になれば輸出が伸びるからだ)。年間100兆円余分に紙幣を発行しても為替の変動は恐らく10%以内。そんなものは過去の変動と比べても調整可能な微々たる金額なのである。

結論:お金をばらまくとハイパーインフレになると言うのはデマゴーグである。日本やドイツが過去にハイパーインフレに陥ったのは紙幣を刷り過ぎたからではなく戦争に負けて国家資産が底を突いたからである。借金の返済のために紙幣を刷るのでなければハイパーインフレなど起きはしないのだ。

0 件のコメント: