火曜日, 7月 07, 2009

機能があることと使えることは違う

 林信行氏がnobilogで指摘されていることだが、日本の携帯は他の国では考えられないくらいに色々な(くだらない)機能を携帯に搭載しているが、それはスペックとして搭載されているだけでユーザにどのように使ってもらうかを全く考慮していないために結局要らない機能になってしまっている。その機能を試して面白いと感じるのはその時だけであり、機種を変更するまで使わず仕舞いだったなんてことになっている原因は、結局ユーザの意思とは関係のない商品開発を行っているからなのである。
 
 Appleの商品開発は出し惜しみのように言われることが多い(ガラパゴスな人たちはiPhoneと同じ機能は何年も前から日本のケータイでは常識だと直ぐ言う)が、何の使い道もないような機能をやたらに載せていないだけで、ハードとしての機能を追加する時にはそれを必要とするサービスも同時に提供している。そして、それは間違いなく必需品となるレベルに達しているのだ。どこかのケータイキャリアのように、ニューモデルでは消えてしまうような機能は決して搭載しないのがAppleなのである。

結論:最近は多くなったケータイのフルブラウザーが使われないのは出来損ないだからである。モバイル端末でWebにアクセスしているブラウザーの殆どはSafariのベースになったWebKit。Webを閲覧するのは一般のケータイの仕事ではないのかも知れないが、WebKitが使える端末なら月々いくらの登録料が必要なサイトなど見る必要は全く無いのである。

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