木曜日, 5月 24, 2007

狩猟民族 VS 農耕民族

 アメリカの傀儡連中は欧米型の経営はグローバル(いつからグローバルに正しいと言う意味が付いたかは知らないが)だから素晴らしいという与太話をして日本の企業をダメにすることに手を貸してきた。確かに短期間に泡銭を稼ぐと言うのが目的であれば、日本型の経営は百害あって一利なしなのだが、経営と言うのはそんな短期勝負(四半期)の世界ではない。そんなことをしていて成長できるはずがないのだ。

 要するに欧米(正しくは米英)は、育てるのではなく刈り取る(狩の意味もある)狩猟型(アングロサクソンのルーツはバイキングだ)の経営を善とし、日本(日本の周辺諸国はどうも違うらしい)は、育てることに性を出す農耕型を善として来た訳である。狩猟型は取りあえず出たとこ勝負で獲れるだけとってしまう(短期の成果は大きいが次があるかどうかは解らない)ので、成果は派手である。それに比較し農耕型は、良くても半年や1年後の成果を期待してじっと待たなければいけないので、出だしが派手になりようがないし、必ず種もみを残さなければいけないので全てを喰い尽くすようなことは絶対にしない。まさにいじましいのである。

 バブル以降、本来より農耕型にならなければいけなかった時期に日本は、力負けしたアメリカの奴隷のようになり下がりわざわざ狩猟型経営で日本の市場を荒らすことを許してきた訳である。それで景気が良くならないなどと騒いでいたのだが、良くなったらそれこそおかしな話だった訳だ。

結論:単純バカのアメリカは余計なことをして、自ら第二のベトナムを作り出してくれた。日本は従順な素振りを続けながら徐々に農耕型経営に戻して行けばいいのである。日本の社会に日本を理解していない経営者など必要ないのである。

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