次は中国の時代などと根拠の無いことを宣うバカが世の中にはいる。日本の製造業はもう負けたとさえ言うキチガイもいる。確かにここ数年だけを見ているとそのように見えるかもしれないが、それは日本が脇を絞めるまでの話だったのだ。はっきり言うが、韓国にも中国にも技術の蓄積と言うものが悲しいかな、ないのである。
実例を挙げると液晶パネルだ。LGやサムスンはシャープよりも大きなディスプレイを発表しているので、うっかりものは日本は負けたと考えてしまうようだが、実際にはLGやサムスンはシャープよりも大きなディスプレイの市販を開始できてはいない。揚げ句の果てにLGなどは、第7世代の液晶を諦め5.5世代に投資すると言うのだ。つまり大きなディスプレイを作れる第7世代の開発に失敗した訳である。
その原因は、シャープが液晶の製造を亀山に絞ったために歩留まりを上げる製造ノウハウが外に漏れなくなった(つまり韓国企業はシャープのノウハウで液晶を作っていただけ)からだというのだ。第7世代の大きなウェハー(100インチが2枚作れる)を、全くの無駄なしに2台の液晶にする製造技術がLGやサムスンの自社内では得られないため、発表はしたが製品を市販化することが出来なかったのだ。これはプラズマの松下も同じこと。量産できないものなどいくら発表されても痛くもかゆくもないのである。
同様に天下の中国企業もいつまでたっても安いがすぐに壊れる製品しか作れないため、中国市場でさえ相手にされない有り様だ。そんな企業が世界を制覇することなど少なくとも今後10年以内に訪れることなどあり得ない。Lenovoも世界第3位の座をエイサー(宿敵台湾だ)に奪われ、先が思いやられる状態になりつつあるようだ。
結論:日本に出来ないことは人口を安定的に増やすことなのである。子供がいないと損をするような社会にするしかないのだろうか...
水曜日, 5月 23, 2007
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