水曜日, 5月 09, 2007

自作PCに未来はない

 自作や激安PCを売りにしているアキバのショップがどんどん潰れている。メーカー品でも人をバカにしたような値段で買えるのに何も自作などと考えるのだが、スペシャルなマシーンを自作で安く組み上げるという連中が支えていた小さな市場に一般の素人が入ってきたために、急激に市場が大きくなりそして自壊してしまったのが現状である。

 普通に考えれば解ることだが(解らない人もいる)、自作PCというのは安く上げるために存在する市場ではない。カスタムカーを引き合いに出せばすぐ解ることだが、自分で作ると言うのは趣味の世界。世界に一台しかない車を作るために金に糸目を付けないと言うような吾人が目指す物なのだ。そこには価格と言う基準は存在せず、当然大きな市場(大量販売)などはありえない。それなのにPCに限って貧乏人相手の自作PCという市場があると考えたのが、そもそもの間違い。素人が手を出す世界ではないのである。

 というわけで自作PCの世界はもうお仕舞なわけだが、メーカーだってお先真っ暗である。ロクなOSがないためにどうでも良いような(無くても良いと言う意味だ)機能を標準で乗っけてどうにかして金を巻き上げようとする訳だが、すっかり擦れたお客は新モデル登場後の投げ売り目当てでメーカーの算盤勘定など意味がないものにしてくれる。儲からないものを売るほどバカな話はないのだ(世の中にはそう言うものばかり売っているよく分からないメーカーがあったりるが)。

結論:自作だけでなくMac以外のPCには今のところ(今後と言った方が良いか)明るい未来は見えないのである。

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