月曜日, 5月 07, 2007

日本人の海外留学が何故少ないか

 韓国や中国の学生がアメリカに出かけていって銃を乱射しなければいけない時代になったが、それは韓国や中国が国際化されているからではない(日本はその内韓国や中国の後塵を拝すると言うバカもいるようだ)。何の事はない自国の言語で高等教育を得られるだけの知識の蓄えがないからなのだ。

 最近の日本人は本を読まなくなったと言われるが、それでも人口辺りの書店の数を考えれば韓国とは雲泥の差がある。あの国には本を読む人(知識人)と読まない人(バカ)の二種類が存在するらしいのだ。そして自国語だけでは、学術論文が書けないと言う大きな問題が横たわっている(日本でカナだけの学術論文を出さない理由がお解りか?)。だから、知識を手に入れるためにアメリカなどの海外に留学する必要があるのである。幸い日本ではそんな必要が全く無いのだ。日本では音(中国語)と訓(日本語)を同時に使い、中国語(他の言語も)を日本語の中に吸収してしまい自国の言葉として蓄えてしまうと言う文化(これは世界に誇っていい文化だ)があったために他の東アジアには出来なかった事が当たり前にできたのである。

 韓国は日本のオリジナルは朝鮮にあると戯言(たわごと)を良く言うが、かの国には自国の文化など存在しなかった。日本に伝えたのは朝鮮経由の中国文化であって結局それは朝鮮オリジナルの文化にはならなかった。日本は朝鮮から伝わった中国文化を自国の文化の中に吸収して独自のものに育て上げたのである。だから遣唐使を辞めようが、鎖国(鎖国と言う政策はなかった)をしようが文化が枯れることはなかったのである。

結論:日本人の留学生が韓国や中国よりも少ないのは日本国内にある論文(日本語)を読むだけで世界中の知識を得られるからである。高等教育に外国語を必要としないのだから海外にわざわざ出て行く必要がないのだ。

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