月曜日, 8月 14, 2006

太平洋戦争は帝国海軍と陸軍の戦争だった

 こんなことを言うとおかしいと思われるかもしれないが、太平洋戦争とは、帝国海軍と帝国陸軍の戦争だったのではないかと思うのである。何故ならそれぞれが心を寄せていた先が、海軍(英米)、陸軍(独伊)であり欧米諸国の代理戦であった可能性があるのだ。

 確かに直接陸軍と海軍が戦ったなどと言う馬鹿げた事はさすがに無かったが、対米英戦の切っ掛けを作った(英米に大義名分を与えた)海軍は、初戦を除いてどれもワザとアメリカに負け続けたようにしか思えないのである。これは明らかに陸軍に対して戦争をしかけてことになるだろう。実際にB級戦犯として絞首刑になった山下奉文の訴因は海軍陸戦隊による事件であり、陸軍大将が責任を問われるなどおかしな話なのだ(その時の最高位だった以外に正統な理由などはないが、マッカサーの逆恨みがあれば何でもOKだったのだ)。

 さて本題に戻るが、ミッドウェーの海戦で負けたのは不可抗力と言えなくも無い(それさえもワザと爆弾を艦上に置いたのかもしれない)が、それ以降も何度もアメリカに逆転出来る好機があったのに、それをパールハーバーと同じようにアメリカを利する命令で台無しにしたのである。

 ガダルカナルなどで陸軍が玉砕していった理由も結局は海軍による補給が絶たれたことが最大の原因であり、ワザと制海権を無くしていった事がそのもとだったのだ。

結論:東京裁判でも帝国海軍は誰一人死刑にならず、山本五十六は早くから英雄扱いされたにも関わらず陸軍関係者は未だに良くは言われない。これは明らかに米英に協力した海軍が戦争に勝ったと言う事なのである。

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