火曜日, 8月 29, 2006

レクサスが日本で受けなかった訳

 昨日のカーズと韻を踏んでいる訳ではないが、発売開始以来1年が経とうとしているレクサスは私の予想通り(他の人もそう予想しただろうが)全く鳴かず飛ばずに終わっている。最上位車種のLS(セルシオ)が出ていないのが原因だとトヨタの人は思いたいのかもしれないが、冗談じゃない消費者はそんなにバカではないのだ。

 そもそもセルシオを買う人間がメルセデスやBMWと比較して買う事などあり得ない。そう言った人はもし考えるとしても、比較対象はボルボやアウディまでだ。つまり日本人にとってトヨタの価値はそれ位しかないのである。SONYのQuoliaと全く同じ轍を踏んでいるのにそれに気付かないほどトヨタの首脳陣は自分たちの実力を知らない(要するに田舎者だ)。

 トヨタのかんばん方式は、安く大量生産するためには最適だが、そこにはロマンも何もない。そんなものを端から期待していない毛唐には売れても、まがりなりにもまだいくらか感性の残っている日本人には通用しないのである。メルセデスの扉の閉まる音をいくら真似してもそれは真似でしかない。そんな会社の商品など誰が騙されて買うものか。

結論:はっきり言って日本人は、そこまでバカではないのだ。

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