皇室は男系の万系一世だとされてきた。それに基づいて作られた皇室典範がついに改正されることになりそうである。それもこれも、天皇家に男の跡継ぎが誕生しなかったことに由来する。古今血統に拘ってきた家系ではもしものことを考え、妾腹を用意して血筋がたえないようにしてきた。これは皇室もしかりである。昭和天皇は大正天皇と同様に側室を設けなかった。これは庶民と同じようにという思いが強かったからであろうが、戦後大幅な宮家の皇籍離脱に伴い皇位継承権を持つものの中に男子がいなくなると言う問題を発生させてしまった。
現天皇家も、わずかの遡れば嫡流ではなく傍流と言える。女性天皇を認めると同時に愛子様の結婚相手を旧皇族(皇籍離脱された宮家)の男子とすることによって男系に戻すことによってその子(男子)が天皇になることによって可能になろう。まあ、正直に言えば私は2000年も途切れずに続いている家系だとは考えていない(聖武天皇以前の王家はどうやら複数の実力者の集団をさしていたように思う)。
結論:天皇家が万系一世であるかはこの際問題ではない。それよりも天皇家のあり方を(皇族に問うことなく)一庶民に過ぎない諮問委員会が勝手に決めてしまうことに問題がある。皇室はトキやパンダではないのだから、絶えてしまった後に中国から貰う訳には行かないのである。三笠宮殿下の個人としての意見ではなく。皇室の見解を問うのが筋なんじゃないだろうか。
火曜日, 11月 22, 2005
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