月曜日, 2月 21, 2005

民主主義は素晴らしい

今に始まったことではないが、アメリカは民主主義(多数決絶対主義)を世界中に広めようとしている。ご多分に漏れず日本も戦後アメリカ型の民主主義に染まってしまい、その上で自由主義(自分勝手とも言う)にまでなってしまったために今の日本は、ニッポンに成り下がってしまった。

民主主義を素晴らしいと言う人は戦前を引き合いに出して、民主主義が如何に優れているかを説くことが多いが、これは完全な欺瞞だ。戦前・戦中を通して日本は民主的な国家であった。軍に主導権を与えたのも民主的な世論であったし政治家(クーデターを恐れた)であった。天皇が苦慮した点も国民主権を守ろうとしたために戦争になってしまったことが一番大きかっただろう。天皇は終戦に当たって初めて統帥権を逸脱し戦争をやめることの出来ない国民の変わりに戦争を終了させた。つまり民主主義を停止した時に初めて戦争から解放されたのである。行き過ぎた民主主義は全体主義であり共産主義なのだ。

結論:少数意見を入れられなくなった民主主義は独裁政治よりもタチが悪い(誰も責任をとらなくて良くなる)。全員一致の意見は否決されるユダヤの知恵を日本にも取り入れなければいけない(全体主義の怖さを知っていたのだ)。今世界は悪い民主主義(強い奴は何をしても良いという考え方)に満ちあふれている。

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