金曜日, 10月 21, 2005

DVD戦争は内輪もめ

 BD(ブルーレイ)かHD DVDかと互いに覇権争いをしようとしているが、そんなことをやっている暇は無い。既に日本の通信環境はFTTHが当たり前になり(yahooはADSLをもう諦めた)、今更ディスクと言うのはないのだ。それはリライトが出来るとか出来ないと言うレベルの話ではない。40G位の容量ならば近いうちにメモリーに取って代わられるし、アクセススピードはHDDには到底かなわない。PCが介さない環境でしか有り難みのない商品がどれくらい売れるかなど、フタを開けてみる必要さえ無い。もう勝負は終わっている。

 これからの時代、稼働部分を持っているデジタルデバイスには明るい未来は待っていない。1Tを越える容量を可能とするHDDは別にして、100Gに届かない光ディスクでは意味がないばかりか(フルハイビジョンでも100Gという容量はいらない)、提供しようとしているコンテンツは光ケーブルで配信可能な容量でしかないのである。そうだとすれば、どちらが良いかなどと言っている場合ではないことに気付かなければいけない。どちらか一本に絞れれば生き残りの可能性があるが、そうでなければ消える運命になってしまうのである。

結論:お互いにどうにかしてシンパを増やそうとしているが、洞ヶ峠を決め込んでいるメーカーの方が多いはずだ。真っ先に商品を出す気は毛頭無いのだから、松下が乗らなかった東芝は早めに手を引いた方が良い。今回だけはSONYが勝ち組になれそうである(でも寿命は短いよ)。

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