木曜日, 10月 13, 2005

今すぐ憲法を停止せよ

 こんなに不甲斐ない国になってしまったのは、全て現行憲法の所為であるとしてしまおう。憲法の改正には長い時間を要するので、取りあえず現行憲法を停止し明治憲法で行けば良いのである(日本国憲法は旧憲法を改正したものであって、旧憲法は廃止された訳ではない)。ついでに批准はしたが実行されていない海軍軍備制限条約(日本の割り当てが少ないと騒いだが、日本は一度もそんなに大きな海軍力を持ったことは無かった)などを復活させて、アメリカの6割と言う大海軍を作ると言うのは如何なものだろう(そりゃやり過ぎだ)。立憲君主制をとる旧憲法は、曲解しない限り現行憲法と比較して大きな差は無い。

 よく天皇に全権があるようなことを言う人がいるが、内閣には輔弼(天皇の権能行使に対し,助言を与えること)という重要な機能があり、同時に天皇の権限は憲法に規定され、国会や内閣に対して拒否権も解散権も無かった。実際に昭和天皇は内閣が決めたことを拒否しなかった(良くないよという意見は何度か言っている)わけで、独裁国家の元首のように天皇が暴走するようなことは不可能なのである。実際に憲法を超えて天皇が意思を表明したのは、2.26事件の鎮圧と終戦の詔だけであったと言える(昭和天皇においてこれらは法的に逸脱した行為だった)。

 同様に軍部を暴走させた統帥権の問題も憲法に問題があったと言うよりも、社会のムードに問題があったと言うべきであろう。本来軍部をコントロールしなければいけない国会が、翼賛政治になってしまい自ら自由な発言を葬ってしまったことに問題があったのである。天皇は軍事クーデターに対しても厳しくあたり、決して軍部に対して甘かった訳ではない。

結論:明治憲法は非常に民主的な憲法であり、象徴ではないが実質的に天皇は最高権力者ではなかった。それなのに名称が帝国憲法であったために独裁者のための法律だと思っている馬鹿たれが多すぎる。現行憲法の様に空理空論が明文化されている憲法を後生大事にしている奴らは一度死んだ方が良いかも知れない。

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