のっけから否定で申し訳ないが、Appleの物作りは決して特別ではなく本来日本が得意だった物作りの強みを愚直にやっているだけである。それなら日本のメーカーがAppleに負けるのはおかしいと考えるかもしれないが、日本のメーカーを始めとするその他多くのメーカーがAppleに敵わない理由は、Appleが一番大事にしているユーザの使い勝手よりも、生産者である自分達の都合を優先した物作り(これが効率的経営の正体)をしてきたからである。
その手段は、他社との差別化を名目にしてどうでも良いハードウェアを無理矢理搭載する事に終始。挙げ句の果てには使い易さを犠牲にする暴挙さえする始末。どんなに機能を自慢してみても使いこなせない道具では意味がない事など無視をしているのだから誰もが欲しいと考える筈もないのである。
カタログデータに載せられない部分を疎かにした結果が正直に現れているのがAppleの一人勝ち(そんな事はないシェアはAndroidの方が多いと考えている人もいる様だが)。触って気持ち良くなれないものは一般のユーザには買ってもらえない時代になってしまったのを知らないのがApple以外のメーカーなのである。
結論:Appleの物作りが特別なのではなく他のメーカーが物作りの基本を失ってしまっただけなのだ。
土曜日, 5月 21, 2011
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2 件のコメント:
いつも、拝見しております。
ものづくりの話、同感です。基本に忠実に行うべきでしょうね。
ジョブスが前面に出てしまっているので、基本に忠実にものづくりをしている面が出てこないのかもしれませんね。
コメントを頂きありがとうございます。
見せ方がうまいので奇をてらった商品開発をしているように勘違いされますが、Appleは他のメーカーに比べ徒花のような商品をリリースしない事をウォッチしていれば理解出来ます。Appleがやっている事は世界で共通で必要でデファクトになりそうなハードウェア以外は一切載せないのもブレた製品を出したくないからだと思います。
原則はソフトウェアで様々に利用出来ないハードはIT業界がどれだけ評価しようがAppleには関係ないというポジションを護ることなのでしょう。
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