土曜日, 5月 14, 2005

日本人の問題点

 我々の問題点は何であろうか?それは未だに負け犬根性が抜けないことではないだろうか。先の大戦で日本が連合国に負けて最大の理由は軍事力に劣っていたことであろう。勿論、参謀本部や軍令部と言った空理空論で作成を立てる連中の言いなりになったのも大きいかも知れないが、最大の原因は物量の差だったのである。ただそれだけなのに日本の全てが劣っていたのが敗因だったと信じ込まされてきた。

 日本がロシアを破った当時アメリカもヨーロッパから見れば日本同様に劣等国扱いであった。戦後のアメリカの洗脳が上手かったのかもしれないが、日本が既に明治なり刀を捨てて文化的になっていた頃に、かの国では西部劇さながらの状態であったのだ。もちろんその当時でも東海岸は文化的に進んでいたが全米がそうだった訳ではないのだ。

 自分たちよりも劣っている高を括って考えていた日本がロシアを破ったときに彼らの胸を駆け抜けたのが先を越されたと言う焦りだったのである。まさか日本が勝つとは思わないから安心して戦費を出したのに日本にしてやられたのである。ここから日本の仮想敵国化が始まった。

 結局日本はアメリカに経済力(様は物量)で負けただけなのだ。だから日本はアメリカよりも全てが劣っていると考える必要など無かったのである。文化に原因がなかったことをあったと信じ込まされたことから日本の戦後の文化的な衰退が始まってしまったことにそろそろ気付かなくてはいけない。

 幕府は薩長に破れたからと言って自分たちが劣っているなどとは考えていなかったはずだ。現に維新後の政府を多くの旧幕臣が支えていた。またそれによって文化の連綿たる流れの中にある知恵を絶やさないことを新政府も知っていたのである。それが維新以降の日本の発展の原動力になった。

 歴史にもしもの仮定は禁物かも知れないが、太平洋戦争当時の日本の経済力がアメリカと同程度であったならば、日本が負けることは決してなかったであろう(裏で手を貸していたフリーメーソンが軍上層部にいたので必ず負けたと言う都市伝説もあるが)。そして、本当に大東亜共栄圏を完成させて世界平和のために貢献していたはずである。

 現在も問題にされるような虐殺問題(バターン)は、恐らく発生しなかったはずである。何故ならばあの時に日本兵の多くも飢餓とマラリアに倒れているのだ。日本兵は腹いっぱい食べて捕虜だけが死んだ訳ではないのだ。日本軍はあんなに大量の捕虜が出るとは考えられず、このままでは全ての捕虜が餓死してしまう恐れがあったために、兵站に比較的余裕のあるバターンまで捕虜を移送する必要があったのである。それを虐殺と呼ぶなら、撤退時にあれだけ多くの自国民を見捨てていった連合国側に半分以上の責任を取ってもらいたい。太平洋戦争が始まった当時日本は燃料さえなく木炭で車を走らせていたのだ。チューインガムを噛みながら生活をしていた連中に文句を言われる筋合いではない。

結論:日本は文化で欧米諸国に劣っている訳ではないし、経済も日本の形が欧米に劣っている訳ではない。もっと自信を持ってアメリカに対して自国の意見を言うべきである。それと、次の戦争では多くの捕虜を抱えることがないよう戦闘の中で皆殺しにしましょう。それが、欧米のやり方です。それがいやならば、自国の全兵士を餓死させても捕虜においしいものをたらふく食べさせましょう。これがお持て成しの心です。あなたなら、どちらを選びますか?

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