火曜日, 3月 15, 2005

IT VS TV

 今回のフジサンケイグループの騒動で、忘れられている問題を少しばかり突っ込んでみたい。盗っ人が詐欺師に対してあくどいと騒いでいるのが今回の騒動ではあるが、もっと根本的な問題いつまでも放送と言うメディアがそれだけで存在出来るのかの視点が抜け落ちている。日枝さんは放送は永遠に続くと言っているが果たしてそうだろうか。アナログが永遠に続くと言うのならばそれは良いことだが、デジタルで生き残ると考えているのならば、それはおかしいと思う。

 個人的な考えとしては地上波デジタルをやるくらいならば、全家庭に光を引いてしまえといいたい。そしてアナログ放送を続けるべきなのだ。そもそも放送は双方向で通信をするためのメディアではない。垂れ流す物が放送なのだ。実際に現在のテレビ放送の内容は垂れ流しにしかならない代物ばかりである。

 また現在のデジタルテレビは買い替えられる人が限られる価格である。デジタルテレビに買い替え可能な人ならば既にPCを持っているし、新たなPCに買い替えるお金を持っているが、そうでない人は1台3万円くらいで販売しない限りデジタルテレビに買い替えることはありえない。つまりアナログ放送が無くなってしまえばその人達はテレビを見ることが出来なくなってしまう。

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