月曜日, 3月 14, 2005

仮処分後のあれこれ

 ライブドアの新規株発行差し止め申請の地方裁判所の判断は、おおむねライブドアの主張通りに収まった。これは、収まるのが当たり前であってマスメディアが言っていたことが見当違いだっただけなのであるがそういう発言は少なかったように思う。ようするに、日本のマスメディアの民度がいかに低いかを露にした訳である。結果を受けて日枝会長のの発言は良くもここ迄態度を変えられるなと言う程の変りぶりであった。あれじゃまるでライブドアが話し合いを拒否していたみたいな言い草ではないか。臆面もない年寄りくらい害になるものはないとつくづく思った次第である。

 さて、柔軟路線になったかと安心していたらばニッポン放送の亀淵社長はポニーキャニオンの株を売ると言うことを言い出した。ちょっと待て、それこそ企業価値を棄損する行為じゃないかニッポン放送の利益に占めるポニーキャニオンの比率は自社の利益よりも大きいのである。こんなことをされたら株主は黙っていないぞ。これで、ニッポン放送の社長は6月の株主総会で更迭される公算が高くなってきた。行き過ぎた企業防衛くらい株主にとって害のあるものはないことの正にお手本になろうとしている。

結論:フジサンケイグループは腐ってもフジサンケイグループである。馬鹿は死んでもやっぱり馬鹿なのだ。

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