月曜日, 3月 21, 2005

時間外取引顛末

 時間外取引がどうのこうのと未だに馬鹿げたことを言っているフジテレビであるが、どうも半年ほど前に村上ファンドの問題が発生した時にニッポン放送の株を時間外に取引して持ち株比率の工作をフジテレビが行っていたことが明らかになってきた。これは明らかに株主をバカにした持ち合い比率の操作である。鹿内家の株を管理していた証券会社がTOBの引き受け証券会社であったことも酷い話だが、フジテレビがやっていることは正にいかさまである。前から言っているように実のところホリエモンのやり方はあまりにアメリカ的過ぎて好きではない。しかし、フジテレビはそれ以上に日本的なあくどさが表に出ていて到底納得出来る代物ではないのだ。そもそもがこそこそと時間外取引で持ち株比率に手を加え、裏取引(インサイダー)で鹿内家の株を不正に手にしていながら言えた義理ではないのだ。

 それだけではなく、今回の時間外取引は金融庁の事前承諾の上に行われたと言う話さえ聞こえてくる。自分たちでお墨付きを与えておきながら、問題が大きくなったとみると時間外取引は如何なものかなどと、いけしゃーしゃーと言える役人が国の舵取りをしているのかと思うと情けなくなってくる。旧大蔵省が持っていた銀行に対する権限を手にし、やっていることは銀行に対する脅しと権限の拡大だけだと言うとんでもない組織がのさばっているのだ。

結論:やはり、日本は上から下まで腐っている。世が世なら軍部によるクーデターが起きてもおかしくない状態である。

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