月曜日, 8月 10, 2015

平和と日本国憲法は関係ない

憲法の改正もなしに解釈だけで集団自衛権を認めることなどあってはいけないと考えているがそれは九条を守るのが正しいと考えているからではなく占領下で作られた憲法がサンフランシスコ条約が締結された時点で改正の必要があったと考えているからだ。敗戦からわずかな期間で主権回復が認められたため国民感情として軍隊に対するアレルギーが強かったこともありなし崩し的に日本国憲法は改正されることもなく70年を経過してしまったがその間にどれだけ世界の状況が変わったかを全く考慮しないのはさすがに…

反戦で騒いでいる輩が信用おけないのは占領下という平常ではない状態で制定された憲法を金科玉条としてそこから一歩も前に出ようとしないこと、憲法の文面を見ればわかるようにそれは日本が侵略行為を行わなければ世界の平和が保たれるというファンタジー。統治能力がないから日本の併合を受け入れざるを得なかった朝鮮半島は独立を焦ったために結果的に分断したままとなってしまったが日本が再侵略を企てからではない。内戦になっていなければもっと早く半島は発展していたことだろう。

戦後70年間日本が戦争に巻き込まれなかったのは日本国憲法があったからと誤解をしている人が多いが日本が戦争に巻き込まれなかったのは海を渡って日本まで攻めてこられる海軍力を持った国が近隣に存在しなかったことと世界の警察であるアメリカ軍の極東最大の基地が日本国土にあったから。大きな軍事力を持たないですむ言い訳として日本国憲法が有効だったことは間違いないが、それと戦争がなかったことは全く関係がないのである。

結論:軍事力を持てば戦争になると短絡的に考えるようなバカが存在する限り日本は再軍備しない方が良いが、事実上改正の不可能な硬性憲法では立ちいかなくなるのは間違いない。アメリカの庇護がなくなった状態で自立可能な新たな憲法を制定した上で安全保障を考える時期になっているのだ。ヤクザに守ってもらっている現実に頰被りをして綺麗事を並べていたのでは笑われるだけなのである。

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